
03.人工肝臓に関する不老不死へのアプローチ(トップへ戻る)
[2001/06/01]自ら血管を構築させ細胞移植により二つ目の肝臓を形成した
[2001/05/22]ブタ肝細胞を使った人工肝臓の移植を承認
[2000/11/01]骨髄移植をすると肝臓も再生する
[2000/07/24]ヒト成人の造血幹細胞を肝細胞に分化させることに成功した
[2000/05/10]肝細胞移植はドナー細胞が増殖し、構造を形成するのに時間がかかるのであまり、有効ではない
[2000/02/18]ガン遺伝子を組み込み増殖させた肝細胞を移植した
[1979/12/01]肝細胞を脾臓の中に移植すると脾臓の中に肝臓を形成した
[]先天性異常マウスの肝細胞にウイルスで正常遺伝子を組み込み、再び移植すると正常細胞により肝臓が置き換わった
[]肝細胞を肝障害を起こしているマウスに移植すると正常肝細胞が元の肝臓に置き換わった
[]腹腔内へ肝細胞を移植することによりアルブミンを生産させた
2001/06/01
[138]自ら血管を構築させ細胞移植により二つ目の肝臓を形成した(Establishment of heterotropic liver tissue mass with direct link to the host liver following implantation of hepatocytes transfected with vascular endothelial growth factor gene in mice(Tissue Engineering vol.7 no.3 p.335-344))
研究者達は、マウスのおなかの中にメッシュで疑似的に臓器を形成しそこに肝臓の細胞を入れて移植した。この時、移植した肝細胞に血管形成を促進する遺伝子「VEGF」を導入しておくことで、お腹の中の疑似的な臓器は自ら血管系を構築し、移植された宿主の血流を呼び込みアルブミン遺伝子の発現など第二の肝臓として機能していることが確認された。
細胞から臓器を形成するというのは再生医学の大きな目標だけど、これまで皮膚とか簡単な組織でしか成功していない。この研究者らはカラダの中という環境を利用することで細胞より臓器を作ろうとしているわけですね。う〜んよい考えだ(^^)
通常、細胞を移植しても血管系が出来てなければ、栄養も酸素も来ていないため移植した細胞はすぐ死んでしまいます。この問題を血管形成促進という方法で克服しています。
むろん、こうして形成した2つめの肝臓はすでに血管が形成されているのでこの血管を外科的に接合してやれば別の個体に移植することも可能でしょう。すなわちあなたの細胞を取ってきて、他の人のお腹の中で肝臓を作って出来たらあなたに移植すると♪
これで二日酔いもこわくない♪(笑)
2001/05/22
[128]ブタ肝細胞を使った人工肝臓の移植を承認((朝日新聞))
九州大学でブタの肝細胞を使って人工肝臓を作り末期の肝不全患者に移植するという治療法の実施が承認された。
倫理委員会は異種の動物の細胞を使うことで起きる感染や倫理面の問題を議論してきた。
九州大学ではこれからブタの飼育を始める。実際の臨床応用の時期については未定
アメリカではガンガン移植用のブタ飼育してるぞ。大丈夫か?
人工肝臓って言ってもどうせ、容器にブタの肝細胞つめて、血管つなげただけでしょ。
2000/11/01
[74]骨髄移植をすると肝臓も再生する(Purified hematopoietic stem cells can differentiate into hepatocyte in vivo(Nature Genetics vol.6 no.11 p.1229-1234))
研究者らは遺伝子異常があり肝臓がうまく働いていないマウスに正常なマウスからとってきた骨髄細胞を静脈注射した。すると移植した骨髄細胞は骨髄だけにとどまらず肝臓の細胞にも変化し、うまく働いていない本来の肝細胞を置き換える形で正常な肝細胞が増殖することを発見した。
さらに骨髄細胞をさらに精製した造血幹細胞でも肝臓を再生できた。これにより骨髄移植は肝臓治療への応用が期待できる。
人間でも免疫拒絶反応さえどうにか出来ればすぐ実用化できそうだね。この方法を用いれば生まれつき肝臓に疾患がある人でも、免疫が適合する人の骨髄を注射してもらえれば1年もすると肝臓だけは健康な人のものに置き換わって。その後の人生は健康で暮らせるって感じかな。
ホントなら数年以内に人間でも試されるでしょう。
2000/07/24
[46]ヒト成人の造血幹細胞を肝細胞に分化させることに成功した(Cell differentiation: Hepatocytes from non-hepatic adult stem cells(Nature vol.406 p.6793))
最近流行りの「造血幹細胞から様々な細胞が作れる」という流れの一つですね。しかし何をもって肝細胞と言っているのかいまいち分からないので半信半疑だぞ 。すでにマウスでは同じ事が報告されている。また骨の細胞から肝臓細胞に分化したという報告もある。もちろんES細胞からも分化するらしい
2000/05/10
[21]肝細胞移植はドナー細胞が増殖し、構造を形成するのに時間がかかるのであまり、有効ではない(Hepatocyte transplantation in a model of toxin-induced liver disease: variable therapeutic effect during replacement of dameged parenchyma by donar cells(Nature Medicine vol.6 p.320))
毒物誘導肝障害の治療のためにはドナーの肝細胞が増殖し、ダメージを受けた肝組織の大部分を置き換えられなければいけない。著者らはマウスを用いたモデルでの肝細胞移植は、ほとんど生存率の改善に貢献していないことを示している。死んでしまったマウスの大部分ではドナー細胞がある程度増殖しているにも関わらずである。
これは恐らく、ドナーのPCがきちんと肝構造を形成していないせいだろう。この事は移植された肝細胞が増殖し、機能する肝組織を作るには時間がかかることを示している。
2000/02/18
[18]ガン遺伝子を組み込み増殖させた肝細胞を移植した(Prevention of Acute Liver Failure in Rats with Reversibly Immortalized Human Hepatocytes(Science p.1258-1262))
肝細胞は強い増殖能力を持っており、肝臓を70%切除しても数週間のうちに元の大きさまで回復する。しかし、現在の所、体外では増殖させることができず、このことが、肝細胞を用いた人工臓器作製、細胞移植による急性肝不全治療などの試みの妨げとなっていた。
今回、著者らは、ラットの肝細胞を摘出し、ウイルスを用いてガン遺伝子を導入した。これにより、肝細胞は癌細胞同様、体外でも増殖し、48時間で2倍に増えた。しかし、この細胞を移植すると、体内でも増殖を続けガン化してしまう可能性がある。
著者らは更に、細胞にガン遺伝子を切り離すことの出来るウイルスに感染させ、増殖を止めてか移植した。
何もしないラットは10匹すべてが死んだが、この治療を施したラットは10匹中6匹が生存した。
問題なのは効果があったかどうかでは無くて、生存したラットの肝臓が死ぬまでガンにならない事が重要だ。と思う。
ちなみに、おいらが予想していた通りの報告だね
1979/12/01
[102]肝細胞を脾臓の中に移植すると脾臓の中に肝臓を形成した(Morphology and function of isolated hepatocytes transplanted into rat spleen.(Transplantation vol.28 no.6 p.499-505))
ラットの肝細胞を分離して脾臓に移植すると移植された肝細胞は脾臓内に留まって、14〜17ヶ月後には脾臓の中に肝臓に似た構造を作り出した。また脾臓の中の肝細胞はアルブミンやグリコーゲンなどを出しており、肝臓としての機能を持っていた。
アルコールの飲み過ぎなんかで肝臓がダメになっても、脾臓を第2の肝臓にしておけば安心♪
いつもの2倍お酒が飲めるかもしれない
[105]先天性異常マウスの肝細胞にウイルスで正常遺伝子を組み込み、再び移植すると正常細胞により肝臓が置き換わった(())
FAH欠損マウスにレトロウイルスを用いてFAHを導入した肝細胞を移植すると、肝臓全体がFAH発現細胞によって置き換えられた
[104]肝細胞を肝障害を起こしているマウスに移植すると正常肝細胞が元の肝臓に置き換わった(())
[103]腹腔内へ肝細胞を移植することによりアルブミンを生産させた(())
アルブミン合成に以上があるラットにビーズにくっつけた肝細胞を腹腔内に移植するとアルブミン合成が見られた。