12.人工神経に関する不老不死へのアプローチトップへ戻る



[2002/04/10]末梢神経を再生させる新手法を開発
[2001/12/10]脊髄損傷をサルをヒト胎児細胞を移植して治療に成功
[2000/11/16]脳波により腕を動かせる義手がもうすぐ作れるかも
[2000/06/22]スーパーマン並の視力が得られる技術が出来たらしい
[2000/03/23]麻痺した脚をマイクロチップを埋め込むことで動かせるようにした。
[1999/12/01]ES細胞を移植することにより、損傷したラットの脊髄をちょっと回復させた。


2002/04/10
[194]末梢神経を再生させる新手法を開発((朝日新聞))

慶応大学仲尾保志助手が末梢神経を2cm以上再生させる方法を開発し、4月10日の日本外科学会で発表する。
これまでは1cm以上神経が損傷した場合は別の部分から神経を切り取ってきて継ぎ足す方法が行われてきた。研究者らはネズミの足の神経を2cm欠損させ、この部分に神経の成長を助けるタンパクを出しているシュワン細胞という細胞を直径2mmの高分子チューブの中に立体的に培養し配置した。8週間後、マウスは歩けるようになった。
なおこのチューブは生分解性なため、次第に溶けて神経だけが残るはずである。

2001/12/10
[155]脊髄損傷をサルをヒト胎児細胞を移植して治療に成功(脊髄損傷のサル、ヒト細胞で機能回復(読売新聞))

神経細胞はいったん傷つくと元に戻らないため、脊髄損傷などの障害はほとんど回復しない。
今回、脊髄を損傷したサルにヒトの胎児から摘出した神経の元となる細胞を移植しサルの脊髄を回復させることに成功した。
慶應義塾大学医学部の岡崎教授らはサル5匹に中絶胎児から取り出した神経幹細胞を移植した。2ヶ月半後、10分の1まで弱っていたサルの運動能力が通常の半分にまで回復が見られた。
研究グループでは胎児の細胞はたくさん確保できないので、今後は大人から摘出した骨髄細胞を神経幹細胞に変化させて移植する計画も進めているそうだ

ん〜。すばらしい。
もちろんこの移植は免疫抑制剤使いまくりだろうから、出来ることなら脊髄を損傷している本人から摘出した細胞で治療が行えるとgoodですね。

ヒトの細胞で再構築されたあとにじわじわ免疫抑制剤の量を減らすことで本人の神経が補うように成長してきて最終的に本人の細胞で置き換わったりしないもんだろうか?
脊髄とか脳は免疫弱いから平気なのか?
これも分子生物学科での報告。論文はどこに出したんだろう。

2000/11/16
[76]脳波により腕を動かせる義手がもうすぐ作れるかも(Real-time prediction of hand trajectory by ensembles of cortical neurons in primates(Nature vol.408 p.361-365))

去年、この研究者たちはラットの神経につなげたセンサーからの信号で1方向にのみ動くロボットの腕をコントロールしてみせた。今回の実験ではサルやヒトなどの高等動物で3次元的な腕の動きを脳波からリアルタイムに推測する事が可能であることが分かった。今回研究者らはサルの脳波を測定し、その脳波と実際のサルの手の動きとを関連づけることにより2種類の動きに関してロボットアームに実際のサルの手の動きとまったく同じ動きをタイムラグ無しにさせる事に成功した。

※研究者らが去年発表したラットを使った実験は Real-time control of a robot arm using simultaneously recorded neurons in the motor cortex,Nature Neurosci,2,664-670(1999)



この技術を応用すれば、とっても高機能な義手や義足が作れるね。2種類ってのが気になるけどね。
高度な義手とか出来たらぜひプログラム機能とかつけて欲しいな。単純作業のバイトも楽になるかも。深夜のパン工場でパンの上にひたすらバナナを載せるとか。「休憩は11時から12時までっすか?」
それが出来たら人間のバイトはいらないか
Yomiuri-online

WIRED NEWS

2000/06/22
[33]スーパーマン並の視力が得られる技術が出来たらしい(「スーパーマン並み」の視力を得られる光学システム(WIRED NEWS))

目の良い人でもこの技術を使うと、さらに良くなって。部屋の端にある猫の毛の数を数えられるようになるらしい。どういうことでしょう?よくわかりません。目のレンズの歪みを3D的に精密に測定してそれを完全に補正するように3次元的に作ったメガネをするというころでしょうか?

とすると人間の目は実際もっと良いのに、微妙にレンズが歪んでいるせいでほどほどしか見えないんでしょうか?
よく分かりませんが、ほんとだったら面白いね。ちなみに僕は視力2.0です。50メートル先の女の人の下着が透けて見えたりします。
ところで星虫って知ってる?目がよくなる話です(嘘)。オススメ



岩本隆雄「星虫 -COSMIC BEETLE-」って知ってる?
10年前に発売された初版持ってるもんね♪
最近やっと増刷されたみたい。映画化されないかなぁ。。。アニメ化でもよし

2000/03/23
[19]麻痺した脚をマイクロチップを埋め込むことで動かせるようにした。(麻痺した脚をチップのインプラントで蘇生(WIRED NEWS))



1999/12/01
[10]ES細胞を移植することにより、損傷したラットの脊髄をちょっと回復させた。(Transplanted embryonic stem cells survive, differentiate and promote recovery in injured rat spinal cord(Nature Medicine vol.5 no.12 p.1410))

神経に分化したマウス胚性幹細胞(ES細胞)を損傷したラット脊髄に細胞移植した。(損傷9日後に)。形態観察してみると、2週間後には移植した細胞は生きて増殖しており、脊髄に存在する様々な細胞に分化していた(astrocyteやoligodendrocyte、neuronなど)。これらの細胞は移植部位から最大8mm離れた所まで移動しており、また移植を行ったマウスは、後ろ足で体重を支えるなどの回復が見られた。



脊髄はとっても大切だ、これが障害を受けるとカラダが動かなくなってしまう。別の記事で脊髄を外科的につないで戻してやる可能性を示したが、これは脊髄を構成している細胞を補充してやることにより、脊髄に自ら回復してもらう試みである。

実は以前から移植により脊髄を回復させる報告はたくさんある。今回、この人たちは別に全然新しくない。ただ流行のES細胞を用いたというのが新しいぐらいだろう。ところで、なんでマウスの細胞をラットに移植しているんだ?

関連リンク「光が見えてきた脊髄損傷の治療」(日経サイエンス1999年12月号)

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