18.幹細胞に関する不老不死へのアプローチトップへ戻る



[2002/06/07]精子の幹細胞を維持する仕組みが分かった
[2002/04/04]万能細胞(ES細胞)は細胞融合によって別の細胞に変化するのかも
[2002/04/04]幹細胞は細胞融合によって別の細胞に分化する
[2002/01/07]胎児の段階の肝臓には様々な細胞になれる細胞が存在する
[2001/12/11]肝臓の細胞が膵臓や小腸の細胞に変化した
[2001/09/01]成人のヒトの皮膚から神経細胞を作り出した。
[2001/06/08]京大でヒトの万能細胞(ES細胞)作成計画
[2001/04/27]普通の細胞から万能細胞(ES細胞)を作る
[2001/04/10]脂肪から筋肉や骨が出来る
[2000/10/23]生体内の幹細胞は周辺の細胞により、その能力を制限されている
[2000/09/01]アメリカもヒトの胚を使った研究を容認
[2000/06/07]生体幹細胞から多様な細胞への分化に成功
[2000/06/02]大人の脳の細胞も他の臓器の細胞へ分化出来る能力を持っている
[2000/03/06]ヒト胚性幹細胞を中心としたヒト胚研究に関する 基本的考え方
[]ヒトの万能細胞(ES細胞)の作製に成功
[]アカゲザルの万能細胞(ES細胞)を作製に成功
[]ヒトのES細胞を樹立した


2002/06/07
[175]精子の幹細胞を維持する仕組みが分かった(Germline stem cells anchored by adherens junctions in the Drosophila ovary niches(Science vol.296 p.1855-1857))

ヒトと同じくショウジョウバエの精子も生きている間、次々に生み出されるが、この精子は精子幹細胞(GSCs)が分裂をして自らの数を維持しつつ、分化して精子を作り出すことにより維持されている。
今回、研究者らはショウジョウバエの精子幹細胞がキャップセル(Cap cell)とDE-カドヘリン、アルマジロ、βカテニンを介してくっついている時にのみ精子幹細胞として維持され、この結合が無くなると精子に分化してしまう事を発見した。
こういった幹細胞維持機構は他の臓器でもある可能性がある。

なんと、カラフルな論文だなぁ。
色キチガイって感じだけど、すばらしい仕事だと思います。
誰か、肝臓で同様の仕組み見つけてください。俺の研究がやりやすくなるから

2002/04/04
[173]万能細胞(ES細胞)は細胞融合によって別の細胞に変化するのかも(Changing potency by spontaneous fusion(Nature vol.416 p.545-548))

イギリス、エジンバラ大学の研究者らは、マウスの脳細胞と万能細胞(ES細胞)をプレートの中で一緒に培養した後、脳細胞のみを選び出すような処理をした所、未分化な細胞が一緒に回収された。この細胞はES細胞の遺伝子も持っていたが、また一緒に培養したマウスの脳細胞の遺伝子も持っていた。この事は、ES細胞が一緒に培養した脳細胞と細胞融合を起こしたことを示しており、この細胞融合がES細胞が別の細胞に変化するために必要なのかもしれない。

まあ、プレートの中でES細胞のみを培養していても他の細胞に変化出来ることは確かなので、細胞融合により変化する事もありうるという事ですね。
ブレイクスルーはもう目の前、そんな気がします。

2002/04/04
[172]幹細胞は細胞融合によって別の細胞に分化する(Bone marrow cells adopt the phenotype of other cells by spontaneous cell fusion(Nature vol.416 p.542-545))

近年の研究で、移植した骨髄細胞が骨髄以外の細胞に変化し機能することが示され、骨髄細胞を移植することにより様々な組織の細胞を補ってやろうという研究が進められている。しかしこういった研究は、変化した細胞が移植した骨髄細胞の遺伝子を持っていることから変化したと結論付けられてきた。しかし今回フロリダ医科大学の研究者らはマウスの骨髄細胞とES細胞をプレート上でIL−3という物質と共に一緒に培養することによりこの2種の細胞が融合する事を発見した。
もしかしたら、骨髄細胞やES細胞が別の細胞に変化するのは、細胞融合によって近隣の細胞と融合するためにそう見えるのかもしれない。

いやー、ホントならびっくり
しかし可能性が広がったと考えてもよいのではないか?融合と分かれば融合を自在にコントロールする方法を開発すればよいわけでだし。

2002/01/07
[174]胎児の段階の肝臓には様々な細胞になれる細胞が存在する(Clonal identification and characterization of self-renewing pluripotent stem cells in the developing liver(J. Cell Biology vol.156 no.1 p.173-184))

発生段階の肝臓の中には様々な細胞になりうる幹細胞が存在することが分かった。
筑波大学のTaniguchiらは生まれる前のマウスの肝臓より特殊な細胞を取り出した。これらの細胞はプレートの中で増殖しつつ、肝臓の細胞を生み出す。実際プレート上で増殖させたこれらの細胞を移植すると肝臓の細胞として機能することを確認した。
さらにこれらの細胞をすい臓や腸に移植するとすい臓や腸の細胞になり働くことを確認した。

発生段階の肝臓じゃあ、人に使うのは大変かも
中絶した胎児を細胞を回収しまくって幹細胞のコレクションを作れば、患者に免疫拒絶されない細胞が見つかれば移植に使えるかも。

近い将来、中絶が喜ばれたりしてね(^^;
さぁ、無謀な10代の若者がんばってください。

2001/12/11
[154]肝臓の細胞が膵臓や小腸の細胞に変化した(肝幹細胞が膵臓や小腸にも分化、筑波大が確認(読売新聞))

肝臓の中には肝臓が障害を受けた場合に増殖して肝臓を補う肝幹細胞と呼ばれる細胞がある。
これまで、この細胞は肝臓にしかならないと考えられてきたが、12月11日の分子生物学会でこの細胞が異なる細胞に変化する事が報告された。
研究者らはマウスから肝幹細胞を摘出し、移植した細胞と分かるように細胞が発光する遺伝子を導入して別のマウスの膵臓、または小腸に肝幹細胞を移植した。
3ヶ月後、膵臓の一部がリング状に発光しており、肝幹細胞が膵臓細胞に変化した事が画にされた。またこの細胞はアミラーゼなどの膵臓機能を示す物質を出していた。小腸に移植した細胞も小腸の細胞に変化していた。
これまで肝臓にしか成れないと考えられてきた肝幹細胞はもっと前の段階のいろいろな臓器に成れる可能性のある細胞であるのかもしれない。

へー。ちょっと興味有る。どこの論文に投稿したのかな?

筑波大学消化器外科の谷口秀樹講師と大学院生の仕事だそうです。
きっと仕事をしたのは大学院生だろうけど、名前も出ないなんて可愛そう(笑

2001/09/01
[148]成人のヒトの皮膚から神経細胞を作り出した。(Isolation of multipotent adlt stem cells from the dermis of mammalian skin(Nature Cell Biology vol.3 p.778-784))

今回、カナダの研究者らはヒトの皮膚から神経細胞になることの出来る細胞を作り出すことに成功した。
研究者らは、成人のヒトの頭皮を1cm四方切り取りそれを、EGF、FGF、LIFなどをと共に、神経幹細胞を培養する時と同じ条件で培養した。切り出した頭皮の細胞はほとんどが、死ぬか、プレートに接着したが、培養1週間後には、浮遊して増殖する細胞が現れた。この細胞を調べると、神経前駆細胞と同じネスチンという物質を持っており、頭皮の細胞が、神経前駆細胞に変化した事を示している。この頭皮から作り出した神経前駆細胞を用いれば、脳の様々な病気が可能であると考えられる。また患者本人の皮膚を使えば拒絶反応の心配も防げる。
同様の実験をマウスでやった時には、神経細胞に加え、筋肉細胞、脂肪細胞などを作り出すことにも成功しており、さらにこの方法で同様の細胞をヒトでも作り出せるかもしれない。

すでに、豚や中絶した胎児の脳細胞を移植する事でパーキンソン病の治療を行うといった事は行われつつありますが、こういった治療を自分の細胞で行うことができるようになるかもしれませんね。
でも、自分の細胞だと移植した細胞がガン作りそう

しかしなんで、頭皮なんでしょう?皮膚ならいろいろなところがあるのに?

2001/06/08
[130]京大でヒトの万能細胞(ES細胞)作成計画(人の受精卵で「万能細胞」作製 京大で計画案(朝日新聞))

京都大学再生医科学研究所の中辻教授らのグループで、なんの臓器でも作り出す可能性のある万能細胞として知られるES細胞(胚性肝細胞)を国内で始めて人間の受精卵から作り出す計画をしていることがわかった。
研究者らはこれまで、ネズミや他の霊長類でES細胞作りをしていた。
計画では不妊治療施設に凍結してあった受精卵のうち、両親が不要と判断したものを両親の了解を得たうえで提供してもらう。
この受精卵を特殊な方法で培養し、ES細胞を作成する。
作成したES細胞は基本的に無料で研究者に配る予定

俺にも下さい。。。
でも、ES細胞の話はちょっとアヤシイってのが、最近の世間の雰囲気
臓器や組織を再生させる「再生医療」の世界では成体幹細胞と言われる大人のカラダの中にも存在する幹細胞を利用しようという動きで進んでいます。
まあ、みんなに配られてどっかで良い結果が出ることを願いましょう♪

2001/04/27
[131]普通の細胞から万能細胞(ES細胞)を作る(differentiation of embryonic stem cell lines generated from adult somtic cells by nuclear transfer(Science vol.292 p.740-743))

いわゆる万能細胞と呼ばれる胚性幹細胞(ES細胞)はどんな種類の細胞にもなれる可能性を持っている万能細胞として知られている。しかし、これは胚(卵)からしか、得ることは出来なかった。
今回、研究者らは、普通の大人のマウスの細胞の核を移植することによりES細胞を作り出すことに成功した。この細胞を研究者らは(ntES細胞と呼んでいる)。
この細胞は、普通のES細胞と同様に、神経ニューロンや、卵子や精子を含む様々な細胞に変化する事が出来た。

あなたの皮膚の細胞をちょっと採って核を取り出して、別のES細胞の核と交換すればあなたの遺伝子を持つ万能細胞が出来、その細胞を使ってあなたの治療ができますよ♪って事です。
日本人のお仕事です。偉いぞロックフェラー大学のWakayamaさん。そのうち、日本に戻ってきてどっかの教授になったりするんですかね。
ちゃんと特許取ったんでしょうか?儲かりそうなネタだなぁ。。。。

2001/04/10
[121]脂肪から筋肉や骨が出来る(Multilineage cells from adipose tissue:implications for cell-based therapies(Tissue Engineering vol.7 no.2 p.211-228))

これまで、受精卵から得られるES細胞や骨髄細胞、脳の細胞などが筋肉や肝臓の細胞など、様々な別の細胞に変化しうる事が示され、失った臓器を再生する「再生医療」への可能性が期待されてきた。しかしこれらの細胞は必ずしも簡単に大量に手に入るものでは無かった。今回アメリカのUCLAの研究者は脂肪の細胞の中に骨や筋肉、軟骨に変化しうる細胞が多数含まれている事を発見した。
脂肪は美容整形などで日常的に除去が行われており、安全な局部麻酔で患者自身の細胞を大量に手にいれる事が出来る。骨や軟骨などは生体外でプラスチックなどの上に細胞を蒔き骨や軟骨を作るといった技術が最も進んでいる分野であり、免疫拒絶の無い自分自身の細胞で出来た骨や軟骨のスペアを作れるかもしれない。また筋肉に分化可能であれば、心筋梗塞の治療などにも使えるだろう。

がんばって太ろう。でぶでぶ〜
脂肪細胞から簡単に骨や軟骨に変化可能な細胞が分離出来るようになれば、すばらしい事だと思います。なんたって脂肪は体の中で最も簡単に摘出できるいらない組織ですからねぇ
「脂肪は人類を救う!」ってのもいいすぎでは無いと思います。
管理人はただいまモヤシダイエット中(笑)
ぜんぜん痩せません。あ〜う〜

2000/10/23
[65]生体内の幹細胞は周辺の細胞により、その能力を制限されている((Nature vol.407 no.6805 p.750-754))

成人の生体内にも幹細胞が多数存在しており、皮膚、血液などの維持を担っている。こういった幹細胞は自身の数を一定に維持しながらある確率で分化してその組織を保つ。今回の報告でショウジョウバエの精巣において周辺細胞のEGF receptorの発現を低下させると精巣幹細胞の数が増加する事を報告している。


あんましおもしろくないかな。。。。。
拒絶反応の無い移植臓器を作るには自分の細胞を使うのが一番!。その為には分離した自分の成体幹細胞を分化させずに増やす方法が不可欠でしょう。

2000/09/01
[54]アメリカもヒトの胚を使った研究を容認 (米政府、ヒト胚研究容認へ(WIRED NEWS))

これまでのアメリカの法律ではこれらの胚を使った研究にはNIHからの研究助成金が得られなかった。新しいガイドラインでは廃棄処分が決まっている冷凍受精卵を使った胚から取り出した細胞を使う研究にも助成金が与えられる事になる。

今日、どこかで「人は神になりたがっている」という文章を見たな
というわけで、イギリスに引き続き、アメリカもオッケーになりました。さあ日本の役人の皆様、真似しなければ
胚の医学的有用性を考えると当然だね。俺的には禁止すべきは「脳の発生を伴う研究」だと思うな

2000/06/07
[29]生体幹細胞から多様な細胞への分化に成功((Science vol.6/2))

成体の神経幹細胞を心臓、肝臓、筋肉、腸など、いろいろな組織の細胞に分化させる事に成功したそうだ。


どんどん、交換用のパーツが揃ってくるね。あなたの体の中で新しくしたいところある?


2000/06/02
[77]大人の脳の細胞も他の臓器の細胞へ分化出来る能力を持っている((Science vol.288 p.1660-1663))

これまでの考えでは、大人の体に含まれる幹細胞は、その細胞があった組織の細胞には分化出来るが、他の組織の細胞には分化出来ないと考えられてきた。今回、研究者らは大人のマウスの脳から取り出した神経幹細胞を生まれる前のマウスや、ニワトリの胚の中に入れると他の組織の細胞に分化しうる事を発見した。この事は大人の脳に含まれる成体幹細胞も広い分化能力を持っていて別の組織への移植に使え縷々可能性があることを示している。



近の報告では血液に含まれる血液幹細胞が血液以外のいろいろな細胞に分化するという話もある事だし、 脳の細胞も他に分化するって事だね。それにしても脳の細胞なんて一番移植には使わないと思うけど。。。。。細胞取ったりしたらバカになりそうじゃない?死んだヒトの使うの?
そのうち臓器提供カードに「脳」って項目が出来るのかな? 俺はイヤ



2000/03/06
[78]ヒト胚性幹細胞を中心としたヒト胚研究に関する 基本的考え方 ((掲載ページ))

科学技術会議生命倫理委員会 ヒト胚研究小委員会って人たちがまとめた文章がココにあります。



不妊治療に使った時の残りの"やむを得ず廃棄される卵"のみ使用していいんだって。あ〜犯罪の予感(笑)


[134]ヒトの万能細胞(ES細胞)の作製に成功((Nature vol.18 p.399-404))




[133]アカゲザルの万能細胞(ES細胞)を作製に成功((PNAS vol.92 p.7844-7848))




[115]ヒトのES細胞を樹立した(())



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