1998年01月に行われた不老不死へのアプローチ(トップへ戻る)
[1998/01/16]ヒト正常細胞にテロメラーゼを遺伝子導入したら寿命が延びた。
1998/01/16
[1]ヒト正常細胞にテロメラーゼを遺伝子導入したら寿命が延びた。(Extension of Lige-span by Introduction of Telomerase into Normal Human Cells(Science vol.279 p.349))
ヒトの正常細胞は分裂回数が決まっており、最終的には”replicative senescence(分裂的老化)”状態になる。以前から染色体の両側にあるテロメアの短小化が老化を引き起こす分子時計として働いているのではないかと言われてきた。この仮説を確かめるためヒト正常細胞にテロメラーゼを導入したところ、細胞は分裂を繰り返すごとにテロメアが長くなり、活発に増殖し、老化した細胞に現れる「β-galactosidase」が減少した。
テロメアによる細胞分裂寿命は、テロメラーゼの遺伝子導入により回避できることがこれから分かる。遺伝子導入法は近年、めざましい勢いで技術が進歩しており、この方法だけでも100歳まで「お肌つるつる」に出来るだろう。
いわゆる老衰の原因の一つとして腸壁細胞が分裂寿命をむかえ、腸の機能低下から栄養をうまく吸収出来なくなる事が知られている。これもテロメラーゼの導入により回避できるのではないだろうか。
まぁ、通常回数よりも多く分裂させるわけだからガン化する確率も少しあがるだろうが
![]()
![]()