2000年05月に行われた不老不死へのアプローチ(トップへ戻る)
[2000/05/31]筋ジストロフィーの遺伝子治療に犬で成功
[2000/05/30]精神分裂病の関与遺伝子を特定
[2000/05/18]クローン規制法案、事実上廃案になる
[2000/05/17]感染性単為生殖〜、感染すると子供ができちゃう。。。。怖っ!!
[2000/05/12]p53は細胞の分裂的老化に関わっており、場合によっては老化抑制に働く
[2000/05/10]肝細胞移植はドナー細胞が増殖し、構造を形成するのに時間がかかるのであまり、有効ではない
[2000/05/10]日独のグループがヒトの第21染色体のDNA配列をすべて解読したそうだ
[2000/05/01]遺伝子導入によりマウスの肝臓に膵臓の機能を与えた。
2000/05/31
[27]筋ジストロフィーの遺伝子治療に犬で成功(筋ジストロフィーの遺伝子治療、イヌで成功(WIRED NEWS))
筋ジストロフィーの遺伝子は大変大きく既存のベクターを使った。遺伝子の導入法では治療は不可能である。著者らは、遺伝子修復という技術を使って。これを治療することに成功した。これは欠損のある遺伝子を丸ごと取り替えるのでなく、遺伝子の変異部分だけの正常なオリゴマーを使い、遺伝子修復を用いてこれを修正する方法だ。
ここに遺伝子修復法の説明がある(英語だよ)
へ〜
2000/05/30
[26]精神分裂病の関与遺伝子を特定(精神分裂病の関与遺伝子を特定(WIRED NEWS))
スコットランドの研究チームの人が精神分裂病がたくさんいる家系の人を、30年にわたって調査したんだって。すごい!、拍手!、君ならスライムだけでレベル100までいける!さすがイギリス人。こういう人がいないと進まない分野もあります。感謝
2000/05/18
[25]クローン規制法案、事実上廃案になる(())
小渕首相の入院などあり、今、提出されても十分な審議ができないからだそうです。これで法案化はうやむやかな?どこかの国でヒトのクローンが出来てしまってからあわてて法案化するんでしょう。
2000/05/17
[24]感染性単為生殖〜、感染すると子供ができちゃう。。。。怖っ!! ((Nature vol.405 p.178))
人間の話ではないよ、もちろん。 Wolbachiaという細菌はスズメバチのメスに感染して交尾無しに娘を作らせるそうだ。なんて恐ろしい細菌。人間にも同じような病気があったら面白い。じゃない大変だね。いや、やっぱり面白い
ちなみにこの報告は上記の内容ではなく、こうして出来た子供達同志でも感染すると言うことを報告している。
2000/05/12
[23]p53は細胞の分裂的老化に関わっており、場合によっては老化抑制に働く(Analysis of ku80-Mutant Mice and Cells with Deficient Levels of p53(Mol cell Biol vol.20 p.3772))
ku80の欠落は放射線に対する感受性を上昇させ、リンパ腫を生じやすくする。また早い時期に老化が現れ、成熟前に分裂的老化が起こる。
ku80欠損マウスで、P53レベルが減少すると、ガンの発生率が上昇する。ku80欠損マウスでは40weeksまでに20%がガンを引き起こすが、さらにp53を欠損させると、16weeksまでにB細胞のリンパ腫を引き起こすようになる。すなわち、P53レベルの減少が、ku80欠損細胞においては分裂的老化をむかえるのを不死化させることにより防いでいる。
ダブル欠損細胞はP53の欠損によりG1・Sチェックポイントが無く、Ku80の欠損のため、ガンマ線、活性酸素に高感受性である。
これらのデータは分裂的老化はp53に依存した細胞周期反応により起こっており、p53はku80欠損マウスにおいてB細胞のリンパ腫の発生を防ぐのに必要であることを示している。
2000/05/10
[21]肝細胞移植はドナー細胞が増殖し、構造を形成するのに時間がかかるのであまり、有効ではない(Hepatocyte transplantation in a model of toxin-induced liver disease: variable therapeutic effect during replacement of dameged parenchyma by donar cells(Nature Medicine vol.6 p.320))
毒物誘導肝障害の治療のためにはドナーの肝細胞が増殖し、ダメージを受けた肝組織の大部分を置き換えられなければいけない。著者らはマウスを用いたモデルでの肝細胞移植は、ほとんど生存率の改善に貢献していないことを示している。死んでしまったマウスの大部分ではドナー細胞がある程度増殖しているにも関わらずである。
これは恐らく、ドナーのPCがきちんと肝構造を形成していないせいだろう。この事は移植された肝細胞が増殖し、機能する肝組織を作るには時間がかかることを示している。
2000/05/10
[22]日独のグループがヒトの第21染色体のDNA配列をすべて解読したそうだ(())
詳細はNature5月18日号にのっているそうだ。これは99年末に22番染色体が解読されて以来2番目らしい。
ヒトの染色体って何本あったっけ?
すばらしい研究だと思うが、単純作業の好きな人もいるもんだ。。。。
2000/05/01
[117]遺伝子導入によりマウスの肝臓に膵臓の機能を与えた。(Pancreatic and duodenal homeobox gene 1 induces expression of insulin genes in liver and ameliorates streptozotocin-induced hyperglycemia.(Nature Medicine vol.6 no.5 p.568-572))
インスリンは血液中の糖分が高くならなくするために必要な物質であり、これは通常膵臓のβ細胞で作られている。糖尿病患者の一部はこのインスリンがうまく作られないことが原因である。
今回、この研究者達は膵臓のβ細胞でインスリン生産を指示する遺伝子である「pdx-1」を持つアデノウイルスを用いてこの遺伝子を肝臓に導入した。
導入されたマウスの肝臓ではインスリンが作り出され、血中のインスリン濃度を300%上昇させ、また実験的に作り出した高血糖のマウスの症状を改善させた
糖尿病怖いなり。こういう臓器を別の臓器へと変化させることをトランスディファレンシエーションというそうです。(今日聞いた受け売り♪)
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