2002年02月に行われた不老不死へのアプローチトップへ戻る


[2002/02/21]クローンネコ作成に成功
[2002/02/05]毛を生やす新物質発見(住友電工)
[2002/02/01]ATGC以外の遺伝暗号を持つDNAを作る


2002/02/21
[164]クローンネコ作成に成功(A cat cloned by nuclear transplantation.(Nature vol.415 no.6874 p.859-859))

これまでにも、ヒツジ、マウス、ヤギ、ウシ、ブタなどのクローンの作成には成功しているが、今回研究者らは、ネコのクローン作成に成功した。
研究者らは最初、オスネコの口の中から繊維芽細胞という細胞をとり(ちょっとひっかけば取れる)、培養して少し増殖させた後、実験するまで液体窒素で冷凍保存した。
別のメスネコから採取した卵細胞の核を除き、解凍したこの繊維芽細胞の核を移植し188個のクローン卵細胞を作成した。そしてこれらのうち82個を7匹の代理母の子宮にもどし、受精させたところ、1匹が妊娠したが、途中で成長が止まってしまい生まれる事は無かった。
次にメスネコから卵丘細胞という細胞を摘出し、この核を移植したところクローンネコが生まれた。
DNAを検査した所、確かにクローンネコであったが、カラダの模様はクローンの元になったネコとは異なった模様であった。研究者らは複数のカラダの色を持つ動物の模様は遺伝的要素だけでなく生まれる過程で有る程度はランダムに作られるのでは無いかと考えている。

読売新聞によるとこの研究は愛犬のクローン作りを望んでいる資産家が370万ドル(4億9000万円)の資金を提供して実施されたそうです。またペットのクローン作りを請け負うベンチャー企業も設立しており、現在はクローン作りにむけてペットのDNAの冷凍保存を請け負っているそうです。

ペットのクローンってもうかりそー。と思ったが、カラダの模様が違うのはけっこう致命的カモね
残念でした。病死したネコのクローンなら、病死した方の皮はがして移植するかい?
拒絶反応も無いだろうし

あと、卵丘細胞ってのがどんな細胞か詳しくは知らないけど、クローンと言っても卵内の核を卵に移植している時点で、ちょっとあやしいな。
まあ卵細胞を持つメスネコのクローンなら作成可能という事でしょう。
ちなみにネコの学名は「Felis Domesticus」というらしい。ちょっとかっこいい

この資産家、きなくさ〜い。でもかっこいい
世の中金やなぁ。。。。

2002/02/05
[162]毛を生やす新物質発見(住友電工)(発毛細胞再生させる新物質開発、住友電工が商品化目指す(朝日新聞))

電機メーカー住友電気工業は、毛髪を作り出す組織を再生する物質EPMの開発に成功した。
これまでにも発毛剤として知られるものは合ったが、それらが血行促進したりして間接的に発毛を促しているのに対し、今回開発された薬は毛髪を作る組織を直接再生させる働きがあり世界初の発毛剤になる可能性があるという。
脱毛状態にしたマウスに毎日1回EPMを塗ることにより35日後に表面積の90%以上に毛が生えるという。なお塗らない場合には5%しか生えてこなかった。

うちのパパさんにもわけてあげてください(笑)
あと薄毛で悩んでいる友達の××君にも(^^;
あと、眉毛抜いたら生えてこないと悩んでいる××さんにも(笑

2002/02/01
[161]ATGC以外の遺伝暗号を持つDNAを作る(An unnatural base pair for incorporating amino acid anlogs into proteins.(Nature Biotechnol vol.20 no.2 p.177-182))

地球上の生物はすべてA・T・G・C4種類の並び方により作られる遺伝暗号によりプログラムされている。
今回、研究者らはATGC以外にSとYという種類を含む遺伝暗号を作成し、試験管の中でこの遺伝暗号から通常は存在しない「3-クロロチロシン」という部品を含むタンパク質Rasを作り出すことに成功した。
この方法は天然には存在しないタンパク質を作り出す新しい手段となるほか、なぜ地球上の生命がATGCしか使っていないのかという謎の解明に役立つかもしれない。

元から存在するATGCの並びがどの部品を意味するのかはすべて決まっているので(たとえばGAGはグルタミン酸という風に)元来体内には存在しない部品を使うには新しい文字を導入する必要があるということらしい。
神様が決めた元来からある部品も使いこなせてない状況で新しい部品を必要とするのは贅沢なのでは?
まあ、もともと体内に存在しないと言うことは分解されにくいはずなので少量で長く効果の続く薬とかは作れるかもね

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