2002年04月に行われた不老不死へのアプローチ(トップへ戻る)
[2002/04/10]末梢神経を再生させる新手法を開発
[2002/04/10]子供の近視はパンが原因?
[2002/04/10]バイアグラの副作用、実はセックスが原因?
[2002/04/10]魚を食べて心臓病を防ごう
[2002/04/04]万能細胞(ES細胞)は細胞融合によって別の細胞に変化するのかも
[2002/04/04]幹細胞は細胞融合によって別の細胞に分化する
[2002/04/03]血小板のフリーズドライ方法を開発
2002/04/10
[194]末梢神経を再生させる新手法を開発((朝日新聞))
慶応大学仲尾保志助手が末梢神経を2cm以上再生させる方法を開発し、4月10日の日本外科学会で発表する。
これまでは1cm以上神経が損傷した場合は別の部分から神経を切り取ってきて継ぎ足す方法が行われてきた。研究者らはネズミの足の神経を2cm欠損させ、この部分に神経の成長を助けるタンパクを出しているシュワン細胞という細胞を直径2mmの高分子チューブの中に立体的に培養し配置した。8週間後、マウスは歩けるようになった。
なおこのチューブは生分解性なため、次第に溶けて神経だけが残るはずである。
2002/04/10
[193]子供の近視はパンが原因?((その他))
アメリカコロラドのローレン、コデイン教授と、オーストラリアのゼニー・ブランドミラー教授は精製されたデンプン(片栗粉)がたくさん含まれているパンや穀物を大量に食べると近視になりやすいと発表した。
理由は、精製されたでんぷんは大変吸収されやすいため、膵臓のインシュリン分泌量が高くなり、幼い時に眼球の成長を調製する成長因子の分泌が減少する。このため、眼球で焦点が合わなくなる。
この報告は2002年4月6日のイギリス雑誌「ニューサイエンティスト」に掲載される。
インシュリンダイエットで同じみなGI値の高いモノを小さい時に食わせるべきでは無いという事っすね。目は悪くなるし、太るし、切れやすくなるし(これもGI値の高い食品のせいと言われている)良いこと無いっすね
パスタがGI値低いらしいぞ
2002/04/10
[187]バイアグラの副作用、実はセックスが原因?((Nikkei))
勃起不全(ED)治療薬バイアグラ(クエン酸シルデナフィル)を心臓病の人が使うと副作用として心臓病を起こすとこれまで報告されていた。しかし今回、バイアグラを飲んだ後に運動をしても心臓の働きに違いが無い事が報告された。
研究者らは、通常の運動と性的な運動は作用が違う可能性があると結論づけている。
この報告の題名は「Cardiovascular Effects of Sildenafil During Exercise in Men With Known or Probable Coronary Artery Disease」アメリカ医師会の学術雑誌Journal of American Medical Association(JAMA)2002年2月13日号に掲載された。
この研究に参加したのは狭心症などの病気があるが、ED治療を望む平均年齢66歳の105人だそうです。
は〜い。先生、バイアグラでいつもより××が元気なので、いつもより激しく動いてしまったせいだと思いま〜す♪
2002/04/10
[188]魚を食べて心臓病を防ごう((朝日新聞))
ハーバード大学の研究者らが看護婦8万5千人を対象に調査した所、動脈硬化による心臓病にかかる率は魚を食べる回数が月に一回未満の人が一番多かった。これに対し、月1〜3回なら21%、週1回なら29%、週2−4回なら31%、週5回以上なら34%リスクが減っていた。
生死に関わる重い心臓発作の発生率ではさらに差が大きく週5回以上食べる人では45%も危険率が少なかった。
別のボストンのグループは男性医師2万2000人を対象に調べたが、魚を習慣的に食べる人では81%も危険性が低かった。
これまでにも魚に含まれるDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が動脈硬化を防ぐ効果があるとされてきたが、今回、食べる魚の種類からこれらの不飽和脂肪酸の摂取量との関わりを調べたが、摂取量が多いほど危険率が減っていた。
この報告はアメリカ医師会紙4月10日号と、New england j. medicine4月11日号に掲載される。
DHAって頭がよくなるって効果だけかと思ったらこんな効果もあるんだね。
女より男の方が動脈硬化とかになりやすいそうなので、俺も魚を食べる量を増やしたいもんだ
とかいいつつ、よくケンタッキー6ピースセットとかを一人で食っている
2002/04/04
[173]万能細胞(ES細胞)は細胞融合によって別の細胞に変化するのかも(Changing potency by spontaneous fusion(Nature vol.416 p.545-548))
イギリス、エジンバラ大学の研究者らは、マウスの脳細胞と万能細胞(ES細胞)をプレートの中で一緒に培養した後、脳細胞のみを選び出すような処理をした所、未分化な細胞が一緒に回収された。この細胞はES細胞の遺伝子も持っていたが、また一緒に培養したマウスの脳細胞の遺伝子も持っていた。この事は、ES細胞が一緒に培養した脳細胞と細胞融合を起こしたことを示しており、この細胞融合がES細胞が別の細胞に変化するために必要なのかもしれない。
まあ、プレートの中でES細胞のみを培養していても他の細胞に変化出来ることは確かなので、細胞融合により変化する事もありうるという事ですね。
ブレイクスルーはもう目の前、そんな気がします。
2002/04/04
[172]幹細胞は細胞融合によって別の細胞に分化する(Bone marrow cells adopt the phenotype of other cells by spontaneous cell fusion(Nature vol.416 p.542-545))
近年の研究で、移植した骨髄細胞が骨髄以外の細胞に変化し機能することが示され、骨髄細胞を移植することにより様々な組織の細胞を補ってやろうという研究が進められている。しかしこういった研究は、変化した細胞が移植した骨髄細胞の遺伝子を持っていることから変化したと結論付けられてきた。しかし今回フロリダ医科大学の研究者らはマウスの骨髄細胞とES細胞をプレート上でIL−3という物質と共に一緒に培養することによりこの2種の細胞が融合する事を発見した。
もしかしたら、骨髄細胞やES細胞が別の細胞に変化するのは、細胞融合によって近隣の細胞と融合するためにそう見えるのかもしれない。
いやー、ホントならびっくり
しかし可能性が広がったと考えてもよいのではないか?融合と分かれば融合を自在にコントロールする方法を開発すればよいわけでだし。
2002/04/03
[184]血小板のフリーズドライ方法を開発((WIRED NEWS))
血小板とは、血液中に含まれ、出血した時などに血を固める働きがある。
血小板は温度の変化で損傷を受けるため冷蔵、冷凍出来ず、これまで最大5日しか保存できなかった。今回研究者らはトレハロースを用い血小板を凍結乾燥することで最大1年まで保存可能にした。
この研究はアメリカカリフォルニア大学デービス校のポール・ホランド教授らのグループが行った。
トレハロースとは、乾燥しても生きられる動植物が持っていたりする糖である。水分を保つために化粧品とかに入っていたりする。
トレハロースを多く含む砂漠の植物は完全に乾燥しても水を与えれば復活できる。
原理的には細胞中に含まれる水分の代わりにトレハロースが置き換わることで、通常なら水が無くなる時に組織が痛むのを防いでくれる。
これってものすごく大発見なのかも。つーか、血小板ぐらい試験管内でそのうち作れそう。。。。
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